牡丹の根
七十二候「牡丹華ぼたん
はなさく」の季節です。
花の王様「花王」とも称
えられる華麗な牡丹は、
薬用としても重用されま
す。
牡丹皮という根の皮の部
分を使う「皮類生薬」です。
種から育てると花が咲くま
でに5年~10年と気が遠く
なるような年月がかかるの
で、ボタン科のシャクヤク
を台木にして接ぎ木で育て
る事が多いようです。
ところが、この接ぎ木で育
てた牡丹には薬効がないと
されています。
花や葉に栄養が行くことで
「根の氣」が奪われている
からです。
牡丹の根から薬用成分を取
り出す時には口にくわえて
根の芯を引き出す工程があ
ります。
種から育った氣が充満した
根と丈夫な歯のおかげで、
牡丹皮という「清熱涼血薬」
ができあがります。
まな はり灸院は
「宮崎のあなた💛」と
ともに。
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