のどの通路
「誤嚥(ごえん)」という
言葉を聞いたことがあると
思います。
飲食物が本来の通り道の食道
ではなく、気管に入ってしま
う事です。
その瞬間には、むせて咳き込ん
だりします。おそらく未経験の
人はいないと思います。
どうしてそんな事になるのか、
道を間違えるのか、というと
人間が人間だからという事に
なります。
本来は食べ物の通り道と呼吸の
道は立体交差になっていて誤嚥
しないような仕組みなのですが、
人間が二足歩行になったことで
変化が起きました。
咽喉(のど)が縦に伸び、多種の
音を創ることができるようになっ
て、言葉が生まれました。
その代わりに立体交差が外れて、
共通通路の形になりました。
誤嚥の歴史はこうやって人間のみ
に始まって行きました。
また、加齢とともに重力への抗力
もなくなり咽頭の空間もますます
広がって、誤嚥の頻度が増します。
食道へ送り出すまでにしっかりと
かみ砕くことや、唾液の分泌も重要
になります。
そして意外に見落としがちな事が、
一番最初の段階にありました。
「食べる」という行為の第一段階。
それは「認知」することです。
つまり自分の視覚・嗅覚・触覚や
過去の食体験を総動員して、目の
前にある食べ物を「どうやって食
べる」かを判断することが重要に
なります。
どれくらいの量をどんんなペース
で食べるのかを瞬時に(ゆっくり
でもいいですけど)判断してから
食べる。
そう考えると食事も重要な「儀式」
に思えてきます。
あ、だから「黙食」が大事なのです
ね(^_-)
まな はり灸院は
「宮崎のあなた💛」と
ともに。
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